読者便り(八月号)


 霧に消え又現れし湖畔バス

 俳友二、三人で初夏の十和田湖を訪れる機
会が出来ました。
 八重桜咲く発荷峠に至り、ときおり吹きあ
げる荒々しい霧、やはり十和田湖は下界とは
かけ離れた霊感にうたれました。

        昭和二十九年

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